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葛西の四季折々(126)「11月末の花と木の実」

 11月下旬になってくると花の種類が少なくなり、そのかわりいろいろな木の実が色づいてきます。葛西臨海公園と葛西地区の花と木の実でまとめました。
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●鳥類園の海辺の石垣の陽当りの良い場所にイソギクが黄色い花を咲かせています。数か所に群生しており、鮮やかな黄色い花が、花の少なくなったこの季節に大変目立ちます。



●鳥類園の北側にナナミノキの雄株と雌株があり、雌株に細長い実が赤く色づいてきました。ナナミノキはモチノキ科で静岡県以西に分布する常緑高木です。



●同じく鳥類園の北側にクスノキ科のシロダモがあります。この時期になると赤い実と同時にその横に花が咲いています。このように花と実が同時に見られる木は珍しいかと思います。



●葛西臨海公園のあちらこちらにナンキンハゼがあり、葉が紅葉すると同時に実が弾けて白い花のようです。この白い実はリースの飾りに使うと、大変映えるので人気があります。



●鳥類園の植え込みに絡みついている蔓性のタンキリマメです。この実が弾けてくると赤味を帯びた殻につやつやと光輝く真っ黒な実がきれいです。これもリースの飾りになります。



●新左近川の川辺に数本の子福桜(コブクザクラ)がありこの時期に咲きます。この時期に咲く桜はこのほかに冬桜、十月桜がありますが、子福桜は八重で小輪の白い花が特徴です。



●清新町に向かう交差点の植え込みはチャイニーズホーリーです。この時期になると赤い実を沢山つけます。このヒイラギ形の葉と赤い実がよくクリスマスの絵柄として用いられています。



●西葛西の民家の垣根に皇帝ダリアが植えられており、この時期になると薄紫の大きな花が特に目立ちます。株が3m近くにもなりますので、植える場所に制約が多いかと思います。
 

2014/12/03