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葛西の四季折々(70)「7月下旬の葛西臨海公園」

 7月中旬を過ぎ梅雨が明けると毎日暑い日が続き、出かけるのもつい億劫になってしまいます。そんな中、数回葛西臨海公園を散策してきました。
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●葛西臨海公園の夏の代表的な花はこのハマボウです。渚橋の両脇や鳥類園の南側の浜辺にあります。黄色いハイビスカスのような花で、夏に相応しい花といえます。



●写真の花の名前が分かる方は植物にかなり詳しい方だと思います。葛西臨海公園にはヤマモモに外観が似たこのホルトノキが数ヶ所にあります。写真は駐車場からサービスセンターに上っていく階段の脇に咲いていました。よほど気を付けて見ないと見落としてしまいます。



●日本庭園の南側に数本のクサギがあります。数日前から蕾が開きかけていたので、もう咲いたと思って見に行くとまだで、これは3回目に行ってようやく咲いていたものです。
木の上の方で咲いていたので、写真としてはいまいちです。秋には濃紅色の蕚の真中に薄いブルーの実がなり、大変人気があります。



●鳥類園の磯の小道の石垣にサネカズラ(実葛)があり、花が咲き始めていました。サネカズラは花より和菓子の鹿の子のような赤い実が魅力的で人気があります。別名ビナンカズラ(美男葛)とも言い、昔は整髪の艶出しに使われていたようです。



●鳥類園の南側の浜辺にはハマユウが沢山あり、これから9月ごろまで順次咲き続けると思います。白い花はヒガンバナにも似ていますが、そのはずでヒガンバナ科です。



●葛西臨海公園にはキカラスウリはあちらこちらに多数ありますが、赤い実の普通のカラスウリは以外と少なく、毎年確実に見られるのは鳥類園の南側の小道です。写真もその小道の脇の木に絡み付いていたものです。花をよく見ると独特の形をしています。



●写真の可愛らしい赤い花はハマハナセンブリです。花は1cm以下の小さい花で、リンドウ科です。場所は鳥類園のウォッチングセンターの南側の芝が生えている場所です。ここにあることを知らないと見落としてしまいます。今年はハマボウの咲いている浜辺にも群生しているのを見ました。



●鳥類園上の池の北側に竹林があり、月2回この竹林の整備をしています。竹林の脇の低木にヒヨドリジョウゴが絡み付いて、花を咲かせていました。秋になると真赤な艶のある実がなり、すごく綺麗です。
 
 

2012/08/01