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葛西の四季折々(48)「ヒガンバナ」

 はやいもので、もう9月も下旬になってしまいました。9月の身近な花のひとつとしてはヒガンバナかと思います。例年ですとヒガンバナは秋分の日の前後に咲いていましたが、今年は9月初旬から9月下旬までの長い期間にわたって場所によって咲く時期がばらついていました。



●葛西臨海公園のヒガンバナも場所によって咲く時期がばらばらでした。同じ公園内でも咲く時期がこんなにもばらつく原因が何なのかよく分かりません。来年以降についてもそれぞれの場所での咲く時期を注意深く見守っていき、原因が少しで分かればと思っています。



●ヒガンバナも最近は園芸種がかなり増えてきました。このヒガンバナは白色ではなく白色にピンクが薄っすらと混じっていました。場所は西葛西の民家の軒下の花壇で、このヒガンバナ以外にも多くの山野草を植えられており、季節の移ろいを感じさせてくれます。



●前号でクサギの花を紹介しましたが、9月になり真赤な蕚の真中にコバルトブルーの実をつけました。写真のように大変独特な形と色が鮮やかなので、草花の愛好家にとっては大変人気のあるものです。しかし残念ながら一番の見頃に台風15号により無残なほどに痛めつけられていました。



●葛西臨海公園の鳥類園にはクズがはびこり過ぎて、私どもボランティアグループが年間を通じて一生懸命刈り取りを実施しています。しかし繁殖力が強く、何度も刈れどもその効果がなかなか反映しなく悔しい思いをしています。そのクズの花ですが、写真のように美しい花で、嫌われ者だけに気の毒な気もします。



●写真はツルボの花です。葛西臨海公園では以前に一度だけ確認したことがありますが、今回は場所も違い公園サービスセンターから鳥類園へ向かう道の脇にぽつんと咲いていました。今年なぜここに突然咲いたのか理由が分からず、来年以降もここに咲くか注意して見守っていきたいと思います。



●写真はコブシの実です。葛西臨海公園で赤く色づいてきた実を拾って家に持ち帰り、日影に置いておりました。そしたら実が弾けて、中から赤い種がこぼれ落ちそうになっていました。実が木に付いた状態ですともっとくすんだ色になってしまいますので、このような鮮やかな姿はめったに見られないかと思います。
  
  

2011/09/29